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11月28日、行橋市・みやこ町・苅田町の行政や福祉・医療の関係者を対象に、苅田町の『パンジープラザ』にて権利擁護研修会を開催しました。
今回のテーマは、支援現場において極めて深刻な課題となっている「経済的虐待による医療・介護費用の滞納への対応」です。
本来、ご本人の安心な生活のために使われるべき年金や預貯金が、親族らによって不適切に管理される「経済的虐待」。
その結果、病院や施設の費用が滞納され、必要なケアが受けられなくなるケースが後を絶ちません。
こうした事態はご本人の尊厳を傷つけるだけでなく、命に関わる「あってはならないこと」です。
高齢者や障がいをお持ちの方々の権利をいかに守るか、地域全体の課題として向き合う必要があります。
講師には、福岡県高齢者虐待対応チームの植竹克典弁護士と猿渡真吾社会福祉士をお招きしました。
今回の研修で特に好評だったのが、お二人の対話による解説スタイルです。
事前に参加者から寄せられた具体的な質問に対し、法律と福祉それぞれの専門的な視点から「こういう場合はどう動くべきか?」と、かけあいながら紐解いてくださいました。
「法律ではこう決まっているけれど、現場の心情としてはどうフォローすべきか」
といった実務者の悩みに対し、テンポよく、かつ深く解説してくださる様子は非常に分かりやすく、複雑なテーマでありながら最後まで集中して学びを深めることができました。
会場には、行橋市・みやこ町・苅田町の福祉担当者をはじめ、地域包括支援センター、ケアマネジャー、さらには医療機関や施設のスタッフなど、約70名の専門職が集結。立場を超えて知識を共有し、顔の見える関係を築く貴重な機会となりました。
「虐待の兆候にいち早く気づき、適切な制度へつなげること」。
その重要性を再確認した参加者の表情には、地域の権利擁護を支える決意がにじんでいました。
私たちはこれからも、地域のネットワークを最大限に活かし、誰もが安心して適切なサービスを受けられる社会づくりに貢献してまいります。